【はじめに】

 

2020年に東京オリンピックが開かれますが、その種目の一つに「水泳」があります。現在では萩野公介や瀬戸大也など金メダル候補と期待される選手が数多くいますが、日本における水泳の歴史はそこまで深くありません。

 

今回は日本水泳における黎明期を支えた男たちに焦点を当てた切手をご紹介したいと思います。


オリジナルフレーム切手「日本近代水泳の旗手 田畑政治と浜名湖」の概要


今回ご紹介するフレーム切手の内容は82円切手が10枚つづりの1シートとなっています。図案については明治から昭和初期に日本水泳の発展を担った人々や当時のイベントが採用されています。その詳細は以下の通りです。

 

  • ・田畑政治(初期日本水泳界における指導者)の写真
  • ・内田正練(近代泳法を国内に導入した人物)の写真
  • ・牧野正蔵(800m自由形の世界新記録を樹立した人物)の写真
  • ・宮崎康二(800mリレーの世界新記録を樹立した人物)の写真
  • ・古橋廣之進(400m、800m、1500m自由形で世界新記録を樹立し、フジヤマのトビウオと呼ばれた人物)の写真
  • ・明治期の弁天島水泳訓練
  • ・大正期の浜名湖遠泳
  • ・大正期の弁天島水泳訓練
  • ・昭和初期の弁天島飛び込み台
  • ・昭和25年に行われた日米交歓水上大会 浜松市営元城プール

 

図案になっている人物は全員日本水泳の黎明期を支えた重要人物ばかりで、中でも古橋廣之進はその華麗な経歴の数々から「フジヤマのトビウオ」と呼ばれました。


オリジナルフレーム切手「日本近代水泳の旗手 田畑政治と浜名湖」の値段・入手方法・発売日は?


値段・購入方法・発売日についてみていきましょう。


購入・入手方法


 

  • ・郵便局窓口で購入する

 

入手方法はこの1つのみです。郵便局のネットショップでの取り扱いはありません。

 

また、取り扱い郵便局は静岡県浜松市・湖西市にある郵便局(全113局)のみです。なお一部の簡易局では扱っていません。


発売日・値段


発売日は2019年8月23日(金)、価格は1シート1,300円での販売となります。また、申込受付数は1,200部と上限が決まっているので購入を検討している方はお早めに。


オリジナルフレーム切手「日本近代水泳の旗手 田畑政治と浜名湖」の価値はどうなる?


価値について個人的な見解です。


希少価値から見た価値


今回ご紹介した切手の希少価値は「比較的高め」と言えます。

 

この切手にはインターネットを介した入手方法がなく、現地の郵便局でしか購入することができません。また、申込受付数が1,200セットしかない点も希少価値を高めています。


図案から見た価値


図案から見た価値の判断は現状難しいと言えます。図案として採用されている人物たちの知名度自体が現状では低く、その点での価値を期待することは厳しいでしょう。

 

しかし東京オリンピックの水泳競技でメダルの獲得者が続出し、日本水泳の黎明期にスポットライトが当たった場合には彼らの知名度も自然に上がっていくことでしょう。そうなれば今回の切手の価値もそれに伴って上がっていくと考えられます。

 

また、東京オリンピックに限らず将来のオリンピックで日本水泳が活躍した際には、価値の上昇を期待できます。ただし注目度が高まる期間はわずかな期間だと考えられるので、売却する際には時期の見極めが重要になるでしょう。


⇒ 郵便局「日本近代水泳の旗手 田畑政治と浜名湖」切手HP

【おわりに】

 

今回は「日本近代水泳の旗手 田畑政治と浜名湖」フレーム切手セットついて。発売日(発行)はいつかや値段・購入方法、価値などを調べてみました。

 

水泳に興味がある人だけでなく、静岡県にお住まいの方も是非この切手を購入してみてはいかがでしょうか。