はじめに

 

皆さんが郵便物を郵送するときに必ず貼ることになる「切手」は現在本当に多くのものが発行されています。そしてそれらの切手はすべていくつかの種類に分類することができます。

今回はそんな「切手の種類」の中でも私たちが良く目にするものについてお話していこうと思います。

 

1・普通切手

 

現在郵便局で販売されているものの多くが「普通切手」になります。発行枚数が限定されることがなく、必要に応じて際限なく発行され続けるのが特徴です。そのため、流通量は他の切手と比べると非常に多いといえるでしょう。

描かれているモチーフは、発行された時代と額面に書かれている金額によってそれぞれ変化します。

例えば、平成時代に発行された切手については「日本の自然」をテーマに昆虫や花、鳥などが描かれていますね。

 

2・記念切手

 

日本国内で行われる重要な行事を記念して発行される切手を指します。具体的にはオリンピックや万博、歴史的出来事から節目の年を迎えた時などがあります。

普通切手と違い、発行枚数と発行される場所が限定されることがあり、希少価値が高くなりやすいのが特徴です。

2020年には東京オリンピックが開催されますので、その時に発行されるであろう記念切手の図案に期待しましょう。

 

3・特殊切手

 

記念切手の一つで、「日本の文化財や文化を紹介する」目的で発行されるものを指します。国宝シリーズや世界遺産シリーズなど、いわゆる「シリーズもの」の切手はすべて特殊切手に分類されます。歴史的建造物や歴史上に登場する偉人がモチーフになっていることが多く、歴史好きの人にうれしい切手が多いですね。

他にも少年漫画やアニメのヒーロー・ヒロイン、ディズニーキャラクターを子どもが喜ぶモチーフを採用したものもあります。

こちらも発行枚数そのものが少ないので、のちのち価値が上がるかもしれません。

 

4・グリーティング切手

 

主にお祝いの際の挨拶状に使うことができる切手です。特徴としては他の切手と異なり、シール式になっていることが多い点が挙げられます。シール式なので水にぬらす必要がなく、子どもでも貼りやすいのがいいですね。

また、切手の形状も四角形であるという従来の概念にとらわれず、円形のものやハート型のかわいらしいものまであります。

図案にはそれぞれの季節感があるデザインのものが主流ですが、近年ではドラえもんをはじめとする人気キャラクターを描いたものが増えました。

こちらの切手は期間限定で発売されています。販売が終了したものは当然入手が難しくなるでしょう。

 

おわりに

 

見た目は同じような切手でも、いろいろな種類があることが分かりましたね。今回紹介したもののほかに、慶弔用の切手もあります。

切手はその場面によって使い分けてあげることで、手紙全体の彩りを変えてくれることがあります。第一印象が変わることもあるので、ぜひTPOに合わせた切手選びをしていきたいですね。