この記事では前島密没後100周年切手についてお送りします。
最後までご覧いただけますと幸いです。
前島密没後100周年切手の概要
日本近代郵便の父・前島密没後100周年記念フレーム切手セットが、3月7日(木)から出生地の新潟県上越市と墓がある横須賀市の浄楽寺周辺の郵便局約100カ所で、3月15日(金)から郵便局ネットショップで販売されます。 pic.twitter.com/pSuzVAxzms
— 公益財団法人 日本郵趣協会 (@kitteclub) 2019年3月6日
皆さんは前島密という人物をご存知でしょうか?切手収集を趣味にしている皆さんならば一度は目にしたことがあるかと思います。
彼は明治時代に初めて日本に郵便制度が導入された際の立役者の一人として知られています。
前島密の功績は大きく、私たちが現在使うハガキ・切手・郵便といったものの名前を決定しました。このことから彼は今では「日本近代郵便の父」と呼ばれているのです。
そんな彼がなくなったのは1919年で、2019年は彼がなくなってちょうど100年がたちます。
彼の郵便制度における功績の数々をたたえ、日本郵便ではオリジナルフレームセット「前島密没後100周年」を発行することになりました。
今回はこの切手セットの値段や購入方法など詳細をご紹介していきたいと思います。
前島密没後100周年切手の中身や値段、発売日は?
1.中身について | 大きく分けて「切手本体」と「台紙」に分けられます。 切手本体は82円切手と62円切手で、それぞれ洋装と和装姿の前島密が描かれています。また、彼に関する簡単な説明文がついています。 一方台紙には彼にゆかりのある立岩海岸の写真が用いられています。 |
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2.値段について | 1セット800円での発売になります。もしネットショップで注文する場合には、送料が加算になります。 |
3.発売日と発行部数について | 窓口での発売日は2019年3月7日から インターネット上での発売日は2019年3月15日からです。 いち早くゲットしたい人は後述する郵便局に足を運ぶ必要があります。 発行部数は1240セットです。日 |
以上、発売日や値段などについてでした。
前島密没後100周年切手の購入方法は?
購入方法は2つあり、「窓口で入手する方法」と「インターネット(Web)で購入する方法」の2つがあります。
1.窓口で購入する場合 | 神奈川県と新潟県の2県のみでの限定販売となり、その中でも 神奈川県…横須賀市・三浦市・葉山町の郵便局 新潟県…上越市・十日町市・妙高市・糸魚川市 上記の地域にある合計108局でしか販売されません。 |
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2.インターネットで入手する場合 | 日本郵便が運営している「郵便局のネットショップ」で販売されるのでそちらにアクセスして購入しましょう。 |
以上、購入方法についてでした。
前島密没後100周年切手の価値は?
皆さんが一番気になる点のひとつは、この切手が将来どれくらいの価値になるかですよね。2つの面で見ていきましょう。
- 1.額面と販売価格で見る
この切手セットの額面の合計は144円です。販売価格は800円ですので、額面で見た場合価値はほぼないといっていいでしょう。- 2.プレミア的な価値で見る
購入できる郵便局が少ないうえに、発行部数が全部で1240セットしかない点を考えると、ある程度の希少価値はあるといえるでしょう。
しかし昔とは違って郵便局以外にネットショップでの入手経路があるので「ご当地モノの切手」としての付加価値はほぼないに等しいです。そのうえ近年発行された切手については、記念切手・特殊切手・普通切手のジャンルを問わず現状プレミア切手と呼べるものはありません。
インターネットオークションを見ても前島密に関する切手が高額で落札されたという履歴はほぼありませんでした。
そのため、現状では「資産として持っておくような価値がある切手である」とは言いにくいかと思います。
もしも、価値の上昇を狙って購入されるのであれば、100年後など子孫に残すことを視野に入れて購入することをおすすめします。やはり前島密という人物は「切手」の名付け親だという事もあり、コレクターの認知度も高いです。遠い将来に思わぬ高額査定になるかもしれませんよ。
記事の情報は執筆時点のものになります。予めご了承ください。