【はじめに】
日本郵政からは、今月もさまざまな特徴を持った新切手が発売します。今回はその中でも歴史ファン必見のフレーム切手「世界遺産登録記念 百舌鳥・古市古墳群」をご紹介していきたいと思います。
目次(気になる項目へ移動)
フレーム切手「世界遺産登録記念 百舌鳥・古市古墳群」の概要
大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録を記念したオリジナルフレーム切手「世界遺産登録記念 百舌鳥・古市古墳群」が7月26日(金)から大阪府の全郵便局及び東京中央、名古屋中央、京都中央、仙台中央、博多の計1,085郵便局で販売されます。郵便局のネットショップの販売は8月5日(月)から。 pic.twitter.com/ojIGJIqEOV
— 公益財団法人 日本郵趣協会 (@kitteclub) 2019年7月20日
百舌鳥・古市古墳群とは?
この古墳群は大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市の3市にわたって広がるおよそ50個の古墳の総称です。この地域はかつて権力者たちがこぞって古墳を立てたという歴史を持ち、その中には日本最大の規模を持つ大山古墳(仁徳天皇陵)もあります。
そんな日本の古墳時代を語る上では欠かせない百舌鳥・古市古墳群が2019年7月6日に正式に世界遺産に登録されました。
今回の切手は、それを記念して作られたものです。
切手の図案について
今回の切手の図案は以下の通りです。
- ・仁徳天皇陵古墳(堺市)×2枚
- ・百舌鳥古墳群(堺市)
- ・いたすけ古墳(堺市)
- ・仲姫命陵古墳(藤井寺市)
- ・応神天皇陵古墳(羽曳野市)×2枚
- ・履中天皇陵古墳(堺市)
- ・允恭天皇陵古墳(藤井寺市)
- ・白鳥陵古墳(羽曳野市)
仁徳天皇陵古墳と応神天皇陵古墳については2枚ずつありますがそのデザインは異なっており、1枚は当時の姿をイメージしたものとなっています。
フレーム切手「世界遺産登録記念 百舌鳥・古市古墳群」の購入方法・発売日・値段は?
購入方法・発売日・値段を調べていきます。
購入方法
今回の切手は2種類の入手方法があります。
購入方法 | ・郵便局窓口で購入(大阪府の全郵便局を含む全1085局) ・郵便局のネットショップで購入 |
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まず郵便局にいって購入する方法ですが、大阪府の全郵便局と、東京・名古屋・京都・仙台・博多にある中央郵便局で入手できます。大阪だけの販売ではないので、お近くの地域の郵便局に行くと良いでしょう。
中央郵便局も遠いという方は郵便局のネットショップで購入しましょう。
発売日
発売日 | ・郵便局窓口での発売日…2019年7月26日(金) ・郵便局のネットショップでの発売日…2019年8月5日(月)0時15分~ |
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多くのフレーム切手同様、郵便局窓口のほうが早く入手できます。早めにほしい方は窓口での購入がおすすめです。
値段
値段 | 82円切手が10枚の 1シート1,300円 |
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郵便局HP | ⇒ 郵便局「百舌鳥・古市古墳群」切手HP |
4,000シートの限定販売になっている点にも注意しましょう。
フレーム切手「世界遺産登録記念 百舌鳥・古市古墳群」の価値はどうなる?
価値について個人的な見解を述べてみたいと思います。
入手難易度・希少価値から見た価値
入手難易度から見た価値については、ほぼありません。大阪府の郵便局だけでなく、さまざまな地域の郵便局でも入手できる関係上、入手難易度そのものが高くありません。
発行数が4,000シートと比較的多めなのも向かい風で、希少価値という面で価値を望むのは現状難しいと思われます。
図案の面で見た価値
図案の面で見た価値ですが、現状そこまで高いとは言えません。「百舌鳥・古市古墳群」という名称自体の知名度がまだ低く、広く知れ渡っているわけではありません。現状で見ると歴史好きの人に需要があるという程度にとどまります。
しかし今回「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されたことでその知名度が大きく跳ね上がる可能性があります。将来に国内外からの観光客が激増した場合、今回の切手の需要もそれに伴い上昇するでしょう。
まとめると、「現状で価値を望むことは難しいが、これからの知名度アップ次第では価値が上がる可能性がある切手」だと言えます。
【おわりに】
今回は「世界遺産登録記念 百舌鳥・古市古墳群」フレーム切手セットついて。発売日(発行)はいつかや値段・購入方法、価値などを調べてみました。
現地にお住まいの方だけでなく歴史や興味がある方も是非今回の切手を購入してみてはいかがでしょうか。