はじめに
郵便局が発行している切手のほぼ全ては購入するときに図案が既に決まっており、そのイラストや写真を自分で決めることはできません。
しかし実は自分のイラストや写真を使える「フレーム切手」というものがあることを皆さんはご存知でしょうか?
今回はそんな素敵な切手と、使う場面(使い方)や現在の立ち位置について解説していきたいと思います。
フレーム切手とその魅力
フレーム切手とは、簡単に言うと「自分の撮った写真や描いたイラストを図案にした切手」です。その種類は無限大で、国際紛争に発展する可能性のあるものや公序良俗に反するものでない限りはつくることができます。
結婚式の記念や、子どもの成長など、家族のイベントごとに思い出の1枚として残しておくと、将来アルバム代わりになるかもしれませんね。
切手のサイズや額面もある程度選ぶことができ、カスタマイズ性も楽しめます。
フレーム切手を使う場面(使い方)
使う場面(使い方)で考えられるのが、写真に写っている人に縁のある人物に郵便物を送る場面です。
例えば孫が写っているフレーム切手を、祖父母への郵便物に貼ってあげると喜ばれること間違いなしです。封筒を開けずして孫の元気な姿を見せられますね。
他にも先述の子どもの成長記録として、使わずにあえて取っておくということも考えられます。
近年増えているオリジナルフレーム切手とは?
個人用のフレーム切手は、あくまでも写真を使えるのは切手部分の内側だけで、シート部分の変更はできません。
しかし法人向けのフレーム切手はシート部分のデザインも大きく変更することが可能で、特別に「オリジナルフレーム切手」と呼ばれています。
この種類の切手は会社や市町村が制作に携わることから、よりディープな内容を含んだものになります。
例えば、アニメや映画、スポーツチームや市町村などがあり、特にファンにとっては喉から手が出るほどに欲しいアイテムとなります。
発行枚数や発行地域もかなり限定されており、入手そのものが難しい切手も存在します。
つまり、「オリジナルフレーム切手」は「コレクター向け、マニア向け」の切手ということができるでしょう。
フレーム切手の価値について
個人が製作するフレーム切手については、その価値はつくったひとやその関係者にしか分からないということもあり、そこまでの価値はありません。
しかし、オリジナルフレーム切手については、モチーフとなっている作品や人物によっては希少価値が上がる可能性があります。特にドラマや映画、アニメをテーマとしたものはそれがヒットしたときに価値が一気に上がる可能性を秘めています。
おわりに
以上でフレーム切手の種類と、使い方や価値その魅力について解説していきました。皆さんも「思い出の一枚」を切手にしてみてはいかがでしょうか?
オリジナルフレーム切手の動向については、これからも切手コレクターの方々は目が離せませんね。
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